”アキバテクノクラブ レビュー&プロモーション2周年”レポート(by マスダ)
2005年。今から2年前。
そこだけ見れば、まるで汐留と間違えるような、キレイなガラス張りの高層ビル【ダイビル】が、秋葉原の青果市場跡地にできました。

ダイビルができてからすぐに「秋葉原は最先端の街」という言葉をよく耳にするようになりましたが、 機械を造る人達やその工場は、都心から離れた空気のキレイな場所にあるし、学校だって大掛かりな実験装置が置ける、郊外の広いところにある。
PCや家電の最先端を紹介するようなメーカーのショールームはアキバではなく、銀座・汐留・お台場と、何だかお洒落な街に置かれている・・・。

では、アキバは何で技術の最先端なのかというと・・・。実は、ダイビルには、産学連携施設がたくさんあって、その中にアキバテクノクラブという団体を結成されているんです。

本日は、アキバテクノクラブの2周年を記念する、レビュー&プロモーションに参加することができました。
これからアキバの最先端の秘密を探っていきたいと思います。

 
産学連携施設のダイビルの中にある企業や大学の研究室が中心となって、アキバテクノクラブがを結成されています。
写真に参加団体の一覧がありますが、私達が知っているところも多いですね
 活動成果のPR

アキバテクノクラブの各参加団体が、今までの活動成果を1分間PRしていらっしゃいます。
写真のとおり、面白そうなテーマがたくさん。

どちらの企業・大学さんも、1分間じゃ全てを語りつくせないようで、持ち時間が終ると名残惜しそう。

また、活動内容を詳しく紹介するオープンハウスも開設され、積極的な雰囲気でした。

アキバガイドは、一分間PRの中でいちばん興味を持った、つくば市さんの「ミラーインターフェース」の紹介ブースを見学させていただきました。

 パネルディスカッション
「ITイノベーションで世界が変わる〜ビジョン・リアリティー・方向〜」
というテーマでパネルディスカッションも行われました。
「5年後、、ユビキタス社会になるとこんなことができる!」
というアキバを舞台とした近未来のイメージ映像Small Stories in 2008(2003年製作)を見せてもらいました。
技術者が考えた、実現可能な未来というコンセプトでつくられた映像です
映像を見るにはここをぽち→http://www.akg.t.u-tokyo.ac.jp/~kawahara/ubila/video/


ICタグという概念は、suicaもない時代だったら想像もできなかったでしょうけど、現在であれば舌ピアスで個人認証できても別に不思議じゃない気がします。
やはり技術は進化して身近になっているんですね。

たくさんの機械に囲まれ難しい操作をして・・・みたいな、昔のSFっぽいのじゃなく、
ドラえもんに出てくるような、カンタンな操作で色々と知りたいことが分かる道具がでてきたことが印象に残りました。先生曰く、技術は進化すると目に直接見えづらくなっていくようです。
開発者や技術者としての視点からもお話を伺うことができました。
今後、アキバは「実証フィールド」へと発展していくそうです。

アキバを、開発した技術が実際に役立つかどうか試す為の大きな実験場にしようという試みで、
将来的に、アキバに行けば、皆がテーマパークみたいなノリで最先端の技術を身近に体感
できるようになるそう。
そのなかのひとつに、秋葉原をネットワークシティーにしようというプロジェクトが紹介されました。
例えば、日本で生活する上で不安な要素のひとつに地震がありますが、ビルの室内ひとつひとつにセンサーを置けば、揺れを感じたら、非難通路の誘導表示を即座に行ったり、ショックアブソーバーを働かせて揺れを抑えたりして、被害を軽減させることが可能になるそうです。
 成長か、発展か
ところで、パネルディスカッションのタイトルに「イノベーション」という聞きなれない言葉がでてきましたが、関口さん曰く、イノベーションとは日本語でわかりやすく言うと「ちゃぶ台返し」なんだそうです。
写真に「成長」と「発展」という2つの言葉がありますが、違いを説明できるでしょうか?

「成長」は現状の姿で量的に拡大するという意味で、
「発展」は新しいモデルに移行するという意味。

イノベーションは、それまでのモノ・仕組みなどに対し、全く新しい技術や考え方を取り入れて
新たな価値を生み出して、社会的に大きな変化を起こすことを意味しますので、「発展」に近いそうです。技術は常に発展を追い求めていくもの。
真空管をいくら研究しても半導体(IC)が生まれるわけではなく、真空管ではありえないことを考えた結果、半導体が生まれたのです、とわかりやすく説明していただきました。
 アキバを実証フィールドにする理由
現在、中国やインドは技術や経済成長が伸びやかですが、だからこそ日本は発展を追い求めようとおっしゃっていました。

【アキバ】という、新しいことが好きな人や、ディジタルネイティブが多く集まる場所で面白い実験をすれば反応が色々と返ってくるでしょう。
それが技術的な発展にも、アキバに行けば面白いことがあるというイメージにもつながれば素敵ですね。今まで、先端技術を追求することは、一部の人がすることという認識がありましたが、
ユーザーを巻き込んでイノベーションを追求するのは面白い試みだと思いました。

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